株価* | 時価総額 | 自己資本比率 | ROE | ROIC |
1,314円 | 144.7億円 | 53.6% | N/A | N/A |
PER(実績) | PER(予想)* | PBR | 配当利回り | EV/EBITDA |
▲3.4倍 | N/A | 0.7倍 | 4.26% | 5.4倍 |
*株価は2024/11/18の終値。予想PERは通期の純利益の会社計画が0円の為にN/A。
トレックス・セミコンダクター:2025年3月期2Q決算結果(累計)
売上高 | 125億2,400万円 | 前年同期比▲5.5% |
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営業利益 | 3億3,600万円 | 同277.2%増 |
中間純利益 | 500万円 | 黒字転換(前年同期は▲1.99億円) |
2Q単独の決算結果は
売上高 | 62億7,300万円 | 前年同期比▲8.4% |
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営業損益 | ▲2,900万円 | 赤字縮小(前年同期は▲1億3,300万円) |
中間純損益 | ▲7,800万円 | 赤字縮小(前年同期は▲2億7,100万円) |
トレックス・セミコンダクターの2025年3月期中間決算は減収であったが、黒字転換した。売上高は前期比▲5.5%の125億2,400万円、営業利益は同277.2%増の3億3,600万円、中間純利益は黒字転換し500万円であった。営業利益率は同2pt増の2.7%であった。
有利子負債は同23%増の139億円となり、2Q末の自己資本比率は2025年3月期1Q末時点より2.5pt低下の53.6%であった。
トレックスとフェニテックの内訳は
【トレックス】
売上高 | 48億1,700万円 | 前年同期比▲7.9% |
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営業利益 | 1億9,500万円 | 黒字転換 |
トレックスでは中国市場は回復傾向にあるものの、日本、欧州での売上の落ち込みにより減収となった。営業利益は為替の影響と棚卸評価損の戻りが発生したために黒字転換し1億9,500万円となった。棚卸評価損の戻りは3億1,000万円で、仮にこれがなかったとしたら営業損益は▲1億1,500万円となっていた。
トレックスのアプリケーション別売上高は、産業機器が前年同期比▲11.4%の18億4,200万円、車載機器は同5.4%増の6億9,900万円、医療機器は同▲15.2%の1億1,200万円、ウェアラブル機器は同37.2%増の1億5,500万円、その他機器(家電等の民生機器)は同▲10.4%の20億900万円だった。
トレックスの地域別売上高は、日本が前年同期比▲26.3%の15億6,600万円、アジアが同14.3%増の18億8,300万円、欧州が同▲16.7%の9億2,100万円、北米が同27%増の4億4,700万円だった。
【フェニテック】
売上高 | 77億700万円 | 前年同期比▲3.9% |
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営業利益 | 1億4,100万円 | 同▲62.3% |
フェニテックでは中国市場は回復したが、それ以外の地域は落ち込み減収となり、売上の減少に伴い減益となった。
フェニテックのアプリケーション別売上高は産業機器が前年同期比▲6.5%の23億1,700万円、車載機器が同▲8.5%の21億3,700万円、医療機器が同▲54.9%の1億1,100万円、その他機器(一般民生機器)が同5%増の37億600万円だった。
フェニテックの地域別売上高は、日本が前年同期比▲1.4%の31億4,700万円、アジアが同48%増の17億500万円、欧州が同▲14.6%の6億7,200万円、北米が同▲20.6%の27億4,600万円だった。
トレックス・セミコンダクター:2025年3月期予想
売上高 | 250億円 | 前期比▲2.9% |
営業損益 | 4億円 | 黒字転換(前期は▲17億7,800万円) |
当期純損益 | 0円 | 前期は▲42億9,700万円 |
EPS | 0円 | |
平均為替レート | 1USD=150円 | |
減価償却費 | 27億円 | 同14.9%増 |
設備投資 | 36億円 | 同▲31.9% |
中間決算を終えて通期計画を下方修正した。従前計画は増収減益計画であったが、減収、当期純損益は0円の計画である。
アナリストによる投資判断
2Qに売上が回復するのを期待したが、減収であった。営業損益は黒字転換したが、業績の改善ではなく、棚卸評価損の戻りが発生した事による。仮に棚卸評価損の戻りがなければ赤字であった。業績不振が続いており有利子負債の増加、自己資本比率の低下と財務状況が悪化しているのが気になる。