ロームの株価情報

株価

(2023/2/2)

時価総額

自己資本比率

ROE

ROIC

10,680円

1兆482億円

82.6%

N/A

N/A

PER(実績)

PER(予想)

PBR

配当利回り

EV/EBITDA

 15.69倍

13.10倍

1.15倍

1.87%

5.6倍

 

ローム:2023年3月期3Q決算結果(累計)

売上高3,902億円前年同期比15.4%増
営業利益754億円同34.2%増
四半期純利益679億円同40.3%増
平均為替レート1USD=141.16円 

 

3Q単体の決算結果は

売上高1,302億円前年同期比12.7%増
営業利益250億円同15.3%増
四半期純利益158億円同▲10.2%

自動車関連市場及び産業機器関連市場からの売上増により売上(累計)は前年同期比15.4%の3,902億円を達成した。原材料費、販管費の増加はあったが、営業利益は同34.2%増の754億円となった。営業外で為替差益を110億円計上し、経常利益は同46.5%増の905億円、四半期純利益は同40.3%増の679億円であった。累計の営業利益率は2.7pt上昇の19.3%となった。ロームがKPIとして重視しているEBITDA(営業利益+減価償却費)は同34.7%増の1,153億円であった。

 

セグメント別概況は

LSI

セグメント売上高(累計)1,786億円前年同期比16.6%増
セグメント利益401億円 同60.3%減

自動車関連市場向けで、ADAS(先進運転支援システム)やインフォテインメント向けの電源ICなどが好調であったことに加え、電動車の普及加速に伴いパワートレイン向けに絶縁ゲートドライバICなどの高付加価値商品が順調に売上を伸ばした。また、産業機器関連市場向けでは、活況な設備投資により引き続き堅調に推移し、コンピュータ&ストレージ市場ではSSD向けの電源ICがシェアアップしたことにより売上を伸ばした。

半導体素子

セグメント売上高(累計)1,634億円前年同期比16.5%増
セグメント利益282億円同14.3%増

事業セグメント別では、トランジスタ、ダイオード、パワーデバイスにつきましては、自動車関連市場のxEV向けを中心に好調に推移したことに加え、産業機器関連市場でも太陽光発電向けなどが堅調に推移した。また、発光ダイオードについては、民生機器関連市場向けで、アミューズメント関連を中心に売上が増加したが、半導体レーザーにつきましては、産業機器関連市場向け等で売上が減少した。 

モジュール

セグメント売上高(累計)266億円前年同期比4.7%増
セグメント利益40億円同17.7%増

事業セグメント別では、プリントヘッドは、プリンタ向けなどで売上が増加し、オプティカルモジュールは、通信機器向けなどでセンサモジュールの売上が増加した。

その外

セグメント売上高(累計)216億円前年同期比4.7%増
セグメント利益42億円同6.8%増

事業セグメント別では、抵抗器については、自動車関連市場向けに高電力抵抗・シャント抵抗等の高信頼品が好調に推移した。

2023年3月期予想

中間決算時に2023年3月期通期業績予想を上方修正したが、その予想を維持した。

売上高5,200億円前期比15.0%増
営業利益900億円同25.9%増
当期純利益800億円同19.7%増
予想為替レート1USD=134.17円前後 

 

アナリストによる投資判断

主力のパワー・アナログ半導体は特に自動車向けの需給逼迫が継続している状況との事で、通期、また来期も業績をけん引していくものと思われる。来期については自動車生産台数の回復で更に需要が伸びると会社側は予想しており、世界的なEV化の加速から長期的な高成長が期待される。

 

 

 

 

 

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