株価* | 時価総額 | 自己資本比率 | ROE | ROIC |
8,376円 | 9.75兆円 | 75.4% | N/A | N/A |
PER(実績) | PER(予想) | PBR | 配当利回り | EV/EBITDA |
22.5倍 | 22.16倍 | 3.95倍 | 2.16% | 14.8倍 |
*株価は2024/2/6終値。
任天堂:2024年3月期3Q決算結果
売上高 (累計) | 1兆3,948億円 | 前年同期比7.7%増 |
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営業利益 | 4,644億円 | 同13.1%増 |
四半期純利益 | 4,080億円 | 同17.9%増 |
期末レート | 1USD=141.04円 1ユーロ=155.72円 | 同+8.04円 同+11.05円 |
3Q単独の決算結果は
売上高 | 5,986億円 | 前年同期比▲6.2% |
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営業利益 | 1,845億円 | 同▲3% |
四半期純利益 | 1,367億円 | 同18.1%増 |
3Qの累計の売上高は前年同期比7.7%増の1兆3,948億円、営業利益は同13.1%増の4,644億円、営業利益率は同1.6pt増の33.3%、四半期純利益は同17.9%増の4,080億円であった。
3Q単独の決算は前年同期比減収増益であった。売上高は同▲6.2%の5,986億円、営業利益は同▲3%の1,845億円、営業利益率は同1pt増の30.8%、四半期純利益は同18.1%増の1,367億円であった。
累計売上高段階での為替の影響額は+660億円であった。累計の売上総利益は同11.5%増の7,782億円、売上総利益率は同1.9pt増の55.8%となった。
累計の販管費は、売上⾼の増加に伴い広告宣伝費等が増加したことに加え、研究開発費の増加や為替レートが円安に推移したことによる外貨建費⽤の増加により、同9.3%増の3,138億円となった。営業利益段階での為替の影響額は累計で+130億円であった。
売上高の内訳は
ゲーム専用機 (ハードウェア、ソフトウェア、アクセサリ) | 1兆3,109億円 | 前年同期比4.7%増 |
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モバイル・IP関連収入 (スマートデバイス向け課金収入、ロイヤルティ収入等) | 752億円 | 同93.4%増 |
その他 | 85億円 | 同108.8%増 |
ゲーム専用機に関してはNintendo Switchは発売から7年目になるが、安定した販売状況を維持しており、売上は同4.7%増の1兆3,109億円であった。
モバイル・IP関連収⼊等については、ロイヤリティ収⼊が前年同期⽐で増加したことに加え、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に関連する映像コンテンツ収⼊を計上したことで、同93.4%増の752億円であった。
地域別売上高比率は日本が21.3%、米大陸が43.9%、欧州が25.0%、その他地域が9.8%で、海外売上高比率は78.7%だった。
2024年3月期3Q(累計)の主なソフトウェア、ハードウェアの商品の販売本数は以下の通りである。
- 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』2,028万本
- 『Super Mario Brothers Wonder』1,196万本
- 『マリオカート8 デラックス』679万本
- Pikumin 4 333万本
- ソフトウェアの販売本数は前年同期比▲4.7%の1億6,395万本(うちミリオンセラータイトルは24タイトル、自社17本、他社7本)
- ハードウェア販売台数は同▲7.8%の1,374万台
- Nintendo Switch 340万台(同▲34.9%)
- Nintendo Switch 有機ELモデル 817万台(同6.2%増)
- Nintendo Switch Lite 218万台(同9.1%増)
任天堂:2024年3月期通期会社予想
売上高 | 1兆6,300億円 | 前期比1.8%増 |
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営業利益 | 5,100億円 | 同1.1%増 |
経常利益 | 6,200億円 | 同3.1%増 |
当期純利益 | 4,400億円 | 同1.7%増 |
EPS | 377.93円 | |
一株当たり配当金 | 189円 | |
前提となる為替レート | 1USD=140円、1ユーロ=155円 |
3Q決算を終えて二度目の通期会社計画の上方修正をした。減収減益予想から増収増益予想へと変わった。また、配当予想も8円増配した。
アナリストによる投資判断
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の販売本数2,028万本、マリオの映画効果で『Super Mario Brothers Wonder』1,196万本、『マリオカート8 デラックス』679万本等ミリオンセラータイトルが24本と好調であった。ハードの売上台数も落ち込みは大きくなく、通期のハードの販売台数予想を1,500万台から1,550万台に上方修正した。二度目の上方修正により本日(2/6)の終値ベースで予想PERは22.16倍となり割安感が感じられる。