カプコンの株価情報

株価*

時価総額

自己資本比率

ROE

ROIC

3,576円

1.495兆円

80.8%

21.4%

19.6%

PER(実績)

PER(予想)

PBR

配当利回り

EV/EBITDA

34.5倍

32.5倍

7.4倍

1.01%

18.5倍

*株価は2025/1/30の前場の終値。

カプコン:2025年3月期3Q決算結果(累計)

売上高889億円前年同期比▲16.3%
営業利益310億円同▲35.0%
四半期純利益231億円同▲33.4%

3Q単独の決算結果は

売上高324億円前年同期比3.9%増
営業利益103億円同▲25.8%
四半期純利益78億円同▲16.7%

カプコンの2025年3月期3Q決算は2023年6月に『ストリートファイター6』を発売したために減収減益となったが、会社計画通りに進捗した決算であった。今期は4Qに大型新作タイトルの『モンスターハンターワイルズ』を発売予定であるので4Qの売上が一番大きくなる予定である。3Q累計の売上高は前年同期比▲16.3%の889億円、営業利益は同▲35%の310億円、営業利益率は同10pt低下の34.9%、四半期純利益は同▲33.4%の231億円となった。

 

セグメント別概況は

【デジタルコンテンツ事業】

セグメント売上高585億円前年同期比▲28.1%
セグメント利益292億円 同▲38.2%
セグメント利益率50.0%同▲8.2pt
販売本数(コンシューマー) 3,053万本  同▲6.3%

今期は前述したように4Qに大型タイトル販売を予定しているために3Q累計では人気シリーズタイトルの発売の他、前期発売のタイトル等のリピート販売が中心となった。「モンスターハンター」シリーズの販売続伸に加えて『バイオハザード RE:4』等シリーズタイトルを中心にリピート販売本数が増加した。リピートタイトルの販売本数は前年同期比7%増の2,861万本となった。

 

【アミューズメント施設事業】

セグメント売上高166億円前年同期比19.5%増
セグメント利益23億円同45.9%増
セグメント利益率 13.6%同2.4pt上昇

観光需要やインバウンドの回復のなか既存店の効率的な店舗運営や新業態での出店効果により収益拡大を図った。リアル店舗でのイベント実施による他事業とのシナジーを創出した。11月にカプコン人気キャラクターグッズの物販店「カプコンストア アネックス マリンピア神戸店」をオープンし、施設数は52店舗となった。

 

【アミューズメント機器事業】

セグメント売上高102億円前年同期比27.7%増
セグメント利益51億円同11.5%増
セグメント利益率 49.6% 同▲7.3pt

スマートパチスロのけん引によりパチスロ市場は堅調に推移しているなか3Q中の11月稼働の『モンスターハンターライズ』を1万9,000台出荷し収益に貢献した。

 

【その他事業】

 

セグメント売上高35億円前年同期比22.6%増
セグメント利益  12.5億円同94.8%増
セグメント利益率35.5% 同13.2pt増

その他事業については 国内外で「ストリートファイターリーグ」を開催し、ユーザー拡大に注力し、またAmazonプライムビデオのアニメシリーズ「シークレット・レベル」において『ロックマン~始まりの物語~』が12月に配信された。人気IPを活用したライセンス案件が好調に推移し、コンテンツ価値向上に貢献した。 

カプコン:2025年3月期予想

売上高1,650億円前期比8.3%増
営業利益640億円同12.1%増
当期純利益 460億円同6.1%増
EPS109.98円
一株当たり配当金36円

従前の通期予想を維持した。2025年3月期は営業利益12期連続増益、最高益更新を計画している。

アナリストによる投資判断

3Q決算は減収減益の決算となったが会社計画通りに進捗しており、今期は4Qに新規大型タイトルの販売を予定しているので売上は4Qが一番大きくなる予定である。昨日の決算を受けて株価は本日前場に4%以上上昇した。

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